Webライターの仕事は、手軽に始められることもあって副業したい人にも人気があります。「実際にいくら稼げるのか」「報酬はどのように決まるのか」など気になっている人も多いことでしょう。まずはクラウドソーシングサービスに登録するところから始めてみましょう。
今回は、Webライターを目指す方や興味を持っている人向けに、Webライターの収入事情について詳しく解説します。成功するためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
そもそもWebライターの仕事って何をするの?
Webライターの主な仕事は、インターネット上で公開される記事を作成することです。普段人々がスマホやパソコンで読んでいる記事は、基本的にWebライターが作成しています。具体的には、ブログ記事、商品レビュー、SEO対策を考慮した記事などが挙げられます。
クライアントから提示される特定のキーワードやテーマに沿って、良質な記事を作成するのがWebライターの役割です。パソコンとインターネット環境があれば、時間や場所を選ばずに自由に仕事ができるので、自分らしさを大切にしたい人にとって魅力的な職業と言えるでしょう。
近年は生成AIの使用OKの案件も多くなり、リサーチや記事構成のヒントを得るためにAIが活用されるケースも増えています。一方で、正しい情報を伝えたりオリジナリティを出したりするためには、どうしても人間の視点や思考が必要であるため、今後もWebライターの活躍の場がなくなることはないでしょう。
Webライターの報酬体系は主に4種類
Webライターの報酬体系は、主に以下の4つに分類されます。
- 文字単価
- 記事単価
- 時給制
- 固定給制
報酬体系は、クライアント側が自由に決めることができます。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った働き方を見つけやすくなるでしょう。
以下では、それぞれの報酬体系について詳しく解説します。
1文字〇円「文字単価」
文字単価は、執筆した文字数に応じて報酬が支払われる方式です。1文字1円で3,000文字書いた場合は報酬が3,000円、5,000文字書くと5,000円になります。シンプルで分かりやすいため、多くの案件に採用されています。
ただし、「3,000文字」「5,000文字」のように文字数が指定されている場合、文字数を超えた分に対しては基本的に報酬は発生しません。3,250文字書いても支払われるのは3,000文字分の報酬となります。
こちらの記事では「文字単価の相場や単価交渉の手順」について詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみましょう。
1記事〇円「記事単価」
記事単価は、1本3,000円のように1記事あたりで報酬が支払われるのが特徴です。文字単価と違って、文字数を意識せずに内容に集中して書くことができます。専門性が高い記事の執筆に採用されることが多い報酬体系です。
文字単価と同様にシンプルな報酬体系ではあるものの、案件によっては「作業量が単価に見合わない」「文字数の目安が曖昧」なこともあります。受注後のトラブルを避けるためには、作業内容や修正回数の上限、文字数の目安などをしっかり確認しておく必要があります。
1時間〇円「時給制」
時給制は、作業時間に応じて報酬が支払われる方式です。アルバイトやパートのようにあらかじめ時給が決まっている分、報酬額をイメージしやすく安定した収入が期待できます。
Webライターの時給制は、企業と業務委託契約を結ぶ場合に多く採用される報酬体系です。専属のWebライターとして働けるため、継続性が高く実績にもなりやすいのが魅力と言えます。
ただし、クラウドソーシングサービスで時給制の案件が募集されるのは稀です。時給制で働きたい場合は、企業の募集に直接応募するのが近道です。
会社専属で働く「固定給制」
Webライターの報酬体系には、固定給制というものもあります。月額いくらで業務委託を受けることで、まとまった収入を得ることにつながります。
企業の正社員としてWebライター業務を行う場合や、契約ライターとして働く場合に採用される方式です。チームに属して働く必要があり、他の働き方に比べると自由度が低いといったデメリットもあります。
【年数別】Webライターのリアルな収入事情
Webライターとしての収入は、経験年数やスキルなどによって大きく変わります。初心者から始める場合、スタートから数か月は数千円~1万円程度の収入となるケースがほとんどです。
以下では、実際に私が未経験から始めたときの1ヶ月目・1年目・3年目・5年目の収入を紹介します。※子育てをしながらの主婦ライター時代の収入です。
1ヶ月目:文字単価0.2円からスタート(月収5,300円)
文字単価0.2円のタスク形式の案件(500文字程度)をひたすらこなし、記念すべき1ヶ月目の収入は5,300円でした。当時はタスク型のライティングも多くて、子どもがお昼寝をしている間や小学校に行っている間にポチポチとやっていました。
ライティングスピードも遅く、ショートカットキーすら知らなかった頃なので、亀のようなスピードだったかと…。案件次第、タイピングスピード次第では、1ヶ月目から1万円以上稼げる人もいるようです。
1年目:とにかくコツコツ続けた(年収20万円)
Webライター1年目の年収は、約20万円でした。少しずつ作業の進め方にも慣れて修正も減ったことから、3~4ヶ目ぐらいから月30,000円程度稼げるようになりました。とはいえ、ライティングに使える時間は限られていたので、「思いっきり稼ぐ!」ことはなかなか難しかったです。
後半は文字単価が1円にアップしたこともあり、限られた作業時間でも効率良く稼げるようになりました。
3年目:文字単価2円以上も(年収80万円)
3年目からは「ランサーズ」の利用も開始し、幅広いジャンルに挑戦するようになりました。子どもの成長とともにライティングに使える時間も増え、年収は80万円を達成しました。継続案件が増えたこと、文字単価が2.5円、3.7円と順調に上がったことも収入が増えた理由の1つです。
それまでは白色申告で確定申告をしていましたが、開業届の提出とともに「青色申告申請書」を提出し、翌年からは青色申告に切り替えました。青色申告会が開催している記帳説明会(無料)に参加するなど、勉強の時間も大事にしていました。
5年目:資格を活かした案件も(年収100万円)
クライアントと業務委託契約を結んだこともあり、高単価な案件を対応する機会も増えました。資格を活かしたライティングは、文字単価が5円ということも。継続案件を3本持つことで、年収は100万円を達成しました。
5年目のWebライターの中には、トップライターとしての地位を確立して月収30万円以上になる人もいるようです。それにくらべると当時の年収は劣りますが、それでも自分としては成長を感じていました。
どこの業界でも上を見ればバリバリ稼いでいる人はたくさんいるものです。大事なのは自分のペースで進むことだと思っています。
10年目:順調かと思いきや…(年収???円)
今年は、私にとってWebライター歴10年の節目の年です。昨年は年収150万円で順調に収入アップを続けてきました。しかし、昨年末から継続案件がパタパタと終了し、雲行きが怪しくなっていたところに、身内の不幸や母の体調不良などが続き、仕事の時間が激減…。年収50万円すら怪しいレベルです。
今まさに、収入の保証がないフリーランスのデメリットを痛感しています。山あれば谷あり、今は初心に戻って長くお付き合いできるクライアントを探しています。
【心得】Webライターとして成功するためのポイント3つ
Webライターとして成功するためには、理解しておくべきことがいくつかあります。なんとなく始めるよりも、大事なことを知っておくほうが何倍も成功しやすくなります。
ここからは、Webライターを目指す人がおさえておくべきポイントを3つ紹介します。
その1:自分にとっての「成功」を具体的にイメージする
そもそも、「成功」の定義は人それぞれです。「月収50万円」のようにたくさん稼ぐことが成功と思う人もいれば、「Webライティング講師になる」のようにさらに先に成功がある人もいるでしょう。
成功のイメージが持てていない状態だと、壁にぶち当たったときに挫折しやすくなります。まずは自分にとっての「成功」がどのような状態なのかをイメージして、目標を立てて行動することが大切です。モチベーションの維持にもつながります。
その2:読者に役立つ記事を書く
Webライターとしての価値を高めるには、クライアントが求めることをしっかりとこなして信頼関係を築くことが必要不可欠です。多くのクライアントは、読者に役立つ記事を書いてほしいと思っています。「知りたい」「解決したい」「不安を和らげたい」という読者の気持ちに寄り添えるWebライターは、クライアントからの評価も高くなります。
常に読者の視点を意識して、ニーズに応えられる記事を心がけましょう。
その3:努力を惜しまずにとにかく前進する
Webライターとして成功するためには、努力が必須です。Webライターは「資格や経験がなくても誰でも稼げる」と思われがちですが、結果を出すためにはスキルを磨くための勉強を続けたり実績を積むための執筆活動に励んだり、地道な努力が欠かせません。
ときには上手く行かなかったり停滞してしまったりすることもあります。しかし、失敗を恐れずに常に前進を続けることで、少しずつ成功へと近づくことができるでしょう。
Webライターを目指すなら目的・目標をしっかり持っておこう
今回は、Webライターの仕事内容や報酬形態、リアルな収入事情について解説しました。Webライターはパソコンとインターネット環境さえあればすぐにでも始められるので、比較的ハードルが低い仕事と言えます。
ただやってみるだけなら誰でもできますが、「成功したい」と思っているのであれば明確な目的や目標を持つことが重要です。まずは自分の目指す方向を具体的にイメージして、始めの一歩を踏み出してみましょう。


