フリーランスという働き方が広く知られるようになり、「地雷案件」という言葉も聞かれるようになりました。「フリーランスとして働きたい」「副業で稼ぎたい」と考えている人は、地雷案件がどのようなものなのか知っておくと、トラブルを避けやすくなります。
今回は、地雷案件の定義と特徴について詳しく解説します。地雷案件に遭遇した場合の対処法と案件の見極め方にも触れるので、ぜひ参考にしてください。
この記事は、Webライターとして活動する方々、特に初心者の方に向けて書かれています。
地雷案件の定義|遭遇率はどれくらい?
地雷案件とは、受注者にとって非常にリスクが高い案件のことを指します。予期せぬ危険をはらんだ案件をひっくるめて地雷案件と呼ばれています。地雷案件に遭遇すると、とにかく疲弊してメンタルがやられてしまうので注意が必要です。
地雷案件の遭遇率は、経験が浅い初心者ほど高くなります。経験を積む中で「このクライアント怪しいかも…」と気付けるようになりますが、始めて間もない頃はうっかり地雷案件に引っかかってしまうこともあるでしょう。

地雷案件に引っかかってWebライターを辞めちゃう初心者も多いよ。Webライターをやっていたら、誰でも1回ぐらいは地雷案件に遭遇すると思う…。
明確な遭遇率が出ているわけではありませんが、多くのWebライターが地雷案件を経験しているのが現実です。
初心者が陥りやすい地雷案件の特徴
案件の受注経験が少ないうちは、地雷案件に引っかかりやすい傾向にあります。リスクを回避するために、まずはどのような地雷案件があるのか知っておきましょう。
ここでは、初心者が陥りやす地雷案件の特徴を解説します。
報酬が安すぎる
地雷案件で多いのが、報酬が極端に安いケースです。初心者向けのWebライター案件は文字単価0.5~1円が相場ですが、地雷案件は0.5円を下回ってきます。文字単価0.2~0.3円だと500文字書いても100~150円程度にしかなりません。
初心者は実績作りのために文字単価が安い案件に手を出しがちです。しかし、時間と心を消耗するので、挫折につながりやすくなります。何より安い報酬を提示するクライアントはライターを軽視している可能性があるため、継続になったとしても良い待遇は期待できません。
「フリーランス法」では、買いたたきを禁止しています。通常支払われる対価に比べて著しく低い報酬額を定めることは認められません。
修正回数が無制限でタイパが悪い
修正回数が無制限でクライアントのOKが出るまで修正依頼が続くケースもあるため要注意です。対応業務に修正対応が含まれている場合、修正回数の上限を確認しておく必要があります。
文字単価が高くても修正が延々と続けばタイパ(時間対効果)が悪くなり、結果的に報酬額が作業量に見合わなくなることもあります。クライアントが満足するまで繰り返される修正対応は、割に合わず時間の無駄です。
受注者へのリスペクトが皆無である
大前提として、クライアントと受注者は対等な立場です。どちらが偉いとか上だとかはなく、双方の立場がいて成り立っています。
クライアントが受注者に対してリスペクトを示さない場合は、その案件が地雷である可能性が高いでしょう。コミュニケーションが一方的だったり言動が気分で変わったりするクライアントとは、良好な関係性を築くのは難しいと言えます。
スクールやアフィリエイトサイトに誘導される
Webライターに仕事を依頼する目的は、クライアントによってさまざまです。ほとんどのクライアントは良質な記事の執筆を求めていますが、中にはスクールやアフィリエイトサイト、ポイントサイトへの誘導を目的としたクライアントも紛れています。
ライティングではなく勧誘が目的のため、受注者側は稼げない上に時間の無駄となる可能性大です。「このサービスを利用すると簡単に稼げます」「公式LINE登録で高単価案件を紹介」など、魅力的な文言が並んでいる案件には要注意です。
特に初心者はこうした誘導に引っかかりやすいので、十分に注意しましょう。
テストライティングの報酬が安すぎる
クライアントによっては、本格的な依頼をする前にテストライティングを行う場合があります。テストは、ライターのライティングスキルややり取りの円滑さを確認するために実施されます。テストライティングに合格すると継続発注に移行するのが特徴です。

テストライティングは0.3円、継続発注時の文字単価は2円でお願いする予定です。
継続発注時の文字単価がいいとついつい手を出してしまう…、その気持ちも分かります。しかし、テストライティングの報酬が極端に安い場合は地雷案件の可能性があるため要注意です。テストライティングの単価が安すぎる場合は、応募しない方が賢明です。
「テストライティングで不合格だったのに後日クライアントサイトに執筆記事が掲載されていた」というケースもあります。いいところだけ吸い取られて切り捨てられる、いわゆる「搾取案件」ですね…。
着手後に依頼内容が変わっていく
記事執筆のみのはずなのに画像選定も依頼されたり、3,000文字だったはずが5,000文字になったり、応募時と着手後の依頼内容が大きく変わるのも地雷案件の特徴の1つです。
多少の変更はあるにしても、明らかに作業が増えるとなるとライター側は混乱するしストレスが溜まります。依頼内容が変わるのであれば、それに合わせて報酬額も見直してもらう必要があります。
作業量が増えるのに報酬額が変わらないのであれば、思い切って切り捨てるのも1つの方法です。クライアントと対等にやっていくためには、意見する勇気も大切です。
報酬が支払われずクライアントが飛ぶ
報酬が支払われずにクライアントが姿を消すのは、Webライターにとって1番最悪のことかもしれません。報酬を得られずただ働きになることも、クライアントと連絡がとれないことも大きなストレスです。
クラウドソーシングサービスを利用していれば仮払制度があるため報酬が得られなくなることはありませんが、SNSなどを経由して直接取引をする場合はリスクが高くなります。
地雷案件への対処法・見極める方法
もし地雷案件に引っかかってしまったら、とにかくクライアントから離れることが大事です。契約した案件が完了したら、二度と関わらないようにしましょう。継続のお話があったとしても、心の平穏のためにも断った方が無難です。
また、多くのクラウドソーシングサービスでは、問題のある取引を報告できる仕組みが整っています。不安や心配がある場合は、対応を依頼するのも1つの方法です。

地雷案件に引っかかったら全力で逃げることにする! でも、できれば引っかかる前に案件を見極めたいな…。
地雷案件を見極めるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
- やり取りでの違和感をそのままにしない
- クライアントの評価を確認する
クライアントとのやり取りで違和感を感じた場合、その感覚を放置せずに「このまま進めても大丈夫か」と考える時間を作ってみましょう。
「依頼内容がふんわりしているな…」「クライアントの態度が冷たいような…」「この文言、前にも見たことがあるような…」、そんな小さな気づきがリスク回避に役立つことがあります。何か引っかかる案件は、安易に受けずに内容をしっかり確認してから応募しましょう。
また、地雷案件を避けるには、クライアントの評価を確認するのが基本です。クラウドソーシングサービスは過去の評価を確認できるので、★の数やレビューにもしっかり目を通してから取引を検討しましょう。
クラウドソーシング「ランサーズ」会員募集 (無料)win-winな関係を築いて自分を守ろう
Webライターとして成功するためには、クライアントとのwin-winな関係を築くことが重要です。
信頼できるクライアントと長期的な関係を築くことで、安定した収入を得られるようになります。自分を守るためにも、しっかりとした基準を持って案件を選びましょう。
気を付けていても地雷案件に巻き込まれてしまうこともあります。そんなときは、クラウドソーシングサービスの相談窓口や第二東京弁護士会が運営している「フリーランス・トラブル110番」に相談してみましょう。
困ったときは1人で抱え込まずに、専門家の力を借りることが大切です。

